結婚式準備中

【結婚式予算削減案】プロフィールムービーの自作手順3ステップ

こんにちは!

京都のウェディングプランナー保榮茂千賀(ほえもちか)です!

今回は、私が担当してきた新郎新婦の半数以上が自作される「プロフィールムービー」について紹介します。

自作される方のほとんどはそれまでムービー作成の経験も知識もありません。

それでも素人感がないクオリティ。楽しんで作成されている様子を見ると結婚式費用の削減にもなるので自作に迷っている方はご参考ください。

そして、ホテル、ゲストハウス、レストランなどで結婚式をプランニングした中で、

数々見てきた90%以上の方が最終段階でつまづくポイントがあるので、

事前に対策をして最後に泣かないように進めてください。

ステップ①最初に確認すること

提出期限

会場ごとに提出期限が設けられています。
やや幅はあるものの、ほとんどが挙式2週間前までの提出期限となっています。
それまでに完成できるようスケジュールを立てましょう!

2週間前に設定されているのには理由があります!!
・ディスクが読み込まないことがある
・文字切れしてしまうことがある
・書き出しがうまくいっておらず、途中で途切れたり音飛びしていることがある。

事前に提出し上映確認を行うことで、パソコンや自宅では問題がなくても、
上記のようなことが起こりうることがあります。

そのため修正期間を設けるための2週間前提出となっています。

実際のエピソード
★「提出期限を守らなかった新郎新婦」
→2週間前の提出に間に合わず挙式日ギリギリでの提出をされた2人。
書き出しがうまく出来ておらず、ディスクが会場で読み込まないことが判明。
挙式前日に書き出しの方法を検索し直し、徹夜で仕上げる羽目に。。

 

音楽の選び方

自由に好きな音楽を選んでいいわけではありません。
著作権の関係で、「ISUM(アイサム)」に登録されている楽曲から選曲、
またはフリー音源の中から選曲をしなければなりません。

ISUMの登録曲から選曲する場合は、楽曲使用料が発生します。
(目安1曲5000円前後)

プロフィールムービーで使用する素材が全て写真のみなのか、
動画も含まれているのかによって同じ楽曲でも使用料が異なります。
申請する会場または、音響会社により申請料金が異なるのでご料金は必ず確認してください。
また、ご自身で申請する場合は「代理申請」をしてくれる業者もあるので、なるべく予算を抑えたい方は一度調べてみてください。
※手間は多少かかります。

「ISUM」とは結婚式で著作権の発生する楽曲を使用する際、
著作権・著作隣接権の利用申請と使用料の支払いを代行してくれる
一般社団法人音楽特定利用促進機構のことです。
結婚式場や映像制作会社などの事業者との契約がほとんどで新郎新婦が自作した場合
楽曲使用の申請を会場側を通して利用申請を行います。

 

これを知らずに好きな曲を選び作り始めてしまうと、後から使用できないことが判明し変更をしないといけなくなる場合があるので、必ず作成前に確認をしてください。

「ISUM」ページに飛んで楽曲を入力すると、登録されているかいないかはすぐにわかります。

使用したい楽曲の登録がない場合は、リクエストをすることができます。
その場合、リクエストが反映されるかが確定するまでに日数が必要となりますので、
余裕を持って進めてください。

また、楽曲を編集することは「不可」となります。
例えばイントロから始まり途中をカットして、2番を使う。などのカットをしたり、
またサビをリピートさせるなどの長くするなどの加工はNGです。

そして、2曲を使用したい場合は2曲分の使用料が発生します。

★失敗エピソード
→会場の決定後打ち合わせが始まるまでに時間の余裕があったため、
会場にプロフィールムービーについての説明を受ける前に作成を始めた。
音楽の使用についての注意を知らず、好きな曲を選んだら、、
後から「ISUM」のことを知り楽曲の選曲をやり直すことに。。

提出方法 ※DVD提出が圧倒的に多い

会場によって提出方法が異なります。

・DVD
・PCやスマホを直接機器に接続
・メールなどでデータのみ提出

ご自身の会場がどの提出方法なのかは要チェックです!

理由は、初めて作成される方は「作成すること」に気を取られて最終段階の提出方法が
頭からすっぽり抜けていることが多く、提出ギリギリに内容は仕上がったものの
DVDに書き込めない問題が発生して、最後に大変なことになります。

DVDで上映するためには、つくり方によって多少違いはあれど、
作成した動画をそのままDVDに焼いても上映ができません。

ご自身がどのアプリやソフトを使って最終どのようにDVDに書き出しをするのが
いいのかは、先に確認しておきましょう。

★失敗エピソード
→提出ぎりぎりで作成は完成したものの提出用に仕上げることができずに、
提出が間に合わなかった。
結果、DVDへの書き出しサービス*を利用し余計な出費が発生した。

*書き出しサービス
カメラのキタムラなどで、有料でデータからDVDへ書き込むサービスや
会場で同様のサービスを利用した。
修正がある場合は更に費用が嵩むので、時間の余裕さえあれば発生しない金額だった。

 

ステップ②用意するものを確認

生い立ち写真

シンプルに作成する場合の写真枚数目安はコチラ
【新郎生い立ち】10~15枚
【新婦生い立ち】10~15枚

※さらに多くの写真を使われる場合もあります。
早めに写真選びをしてね!!

①想像しているより、写真選びに時間がかかります。
②使いたい写真が多すぎて選別するのに、とても悩みます。
③実家が離れている場合、写真を手に入れるまでが一苦労!!
④幼少期の写真はデータではなく、「写真現物」が多いため使用前にデータ化する必要がある。
⑤新郎は写真が少ないが、反対に新婦は枚数が多くバランスが気になる。

 

2人の写真

【目安枚数】10~15枚

出会い→交際スタート→デート写真→顔合わせ→入籍→前撮り

このような流れで用意されることが多いです。

こちらも、お付き合い期間によってはたくさんあり選ぶのに苦労する方、
反対にお付き合い期間が短い場合は写真があまりなく苦戦することも。

2人の写真は、準備期間中も増えていくのでデートの度に写真を記念に残しておくとよいですね!

またその時はできるだけ、「横向き」で撮影しておくと後からとても使いやすくなります。

理由は、画面比率が「16:9」もしくは「4:3」を指定される会場が多いです。
※最近はほぼ「16:9」の指定になっていることが多いですが、会場へ確認してください。

コメント

写真1枚に対して、一行の文字数15文字以内でコメントを出していきます。

例①→1995年11月〇日
〇〇家長男として誕生

例②→中学時代 サッカーに夢中で毎日練習ばかり
お母さん毎日お弁当作りありがとう

例③→現在は〇〇会社の仲間たちと毎日楽しく働いています!

例④→初めてのデート 〇〇へ行きました

など、長文ではなく端的に様子がわかるようにコメントを入れていきます。
写真に通し番号を打って別紙で、コメントだけを考えておき入れ込んでいくとやりやすいです。

音楽

使いたい曲を「ISUM」の中から選曲しておきます。
おすすめは、邦楽なら1曲のみ
構成すると作成しやすく、まとまりが出ます。
洋楽なら2曲あるといいです。

全体で約5~6分にまとめると短すぎず長すぎず、ちょうどいい長さになります。

2曲使用する場合でも8分を超えると、見ているゲストは疲れてきてしまうので注意が必要です!

あと意外と苦戦するのは、1曲の場合新郎新婦で使いたい曲が違って最終決められない問題です笑

お互い歩み寄りながら、選曲してみてくださいね!

 

ステップ③必ずcheck!!DVDへの書き出し

少し触れてきましたが、

ほとんどの方がこの最後の工程でつまづきます。

DVDへの書き出しは、そもそも最近のパソコンだとディスクの挿入口がついていないので、難航することがあります。
また作成をスマホでしている場合、作れたけどその後どうしよう??

その問題をクリアしても書き出しの手順でハテナ??が飛ぶことが多いです。

ディスクへの書き出しは、自作を決めた時点で写真数枚と音楽を入れ込み一度実践しておきましょう。

そして家庭用のDVDデッキや車のナビでディスクが問題なく読み込めるかの確認を必ず行ってください。

一番いいのは、打合せ時に会場へ一度テスト用を提出しておき上映確認をしてもらっておくとその後安心して作成ができますよ!

このDVDへ書き込めない問題で泣いてきた新郎新婦を数々見てきました。
頑張って作って提出したのに、読み込まないのはとてもとても辛いです。

どうしてもできない方は、書き出しのみを私の方で対応させていただくこともありますが、
だいたいの会場は代理で書き出しをするために5000円前後費用が発生することがあるので、事前にチェックしておくことを強く強くおすすめします。

まとめ

内容案を考えたり、早速作成に取り掛かりたい気持ちはわかる。
でも、使うアプリやソフトを決めたらDVDへの書き出しが

自分でできるようにテストしておくこと!!

どんなに素敵な内容を作っても映らなければ、全てが水の泡になります。

初心者が陥りやすいのは、この一択です。

あとはCanvaなりiMovieでテンプレがあるので当てはめていけばなんとかなります。

ラストに大ボスが潜んでいるので、その点を先にクリアしておくことで作成は苦ではありません。

テンプレにはめ込むのみ。そのテンプレをカスタマイズするのもよし。
作成を始めると意外と楽しくてどんどんできちゃうので、手作りやご自身の中でアイデアがある方はぜひ挑戦してみてくださいね!

少しでも参考になっていれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました♡

Chika