こんにちは!
ウェディングプランナーの保榮茂千賀(ほえもちか)です!
「結婚式場が決まってホッとしたのも束の間、“初回打ち合わせっていつ?”と不安になる花嫁さん、実はとても多いんです。
会場からの連絡がなかなか来ず、気づけば“何をしていいのか分からない時間”が過ぎている…そんなあなたへ。
この時期は“もやもや”して当たり前。
だけど、焦らなくて大丈夫です!
今日は、現役ウェディングプランナーが【この期間を有意義に使うコツ】をお伝えします。
なぜ“もやもや期間”が生まれるの?

「会場が決まればすぐに準備が始まると思ってたのに、何も進まない…」
そんな風に感じている方へ。
実はこの“もやもや期間”は、結婚式準備をするほとんどのカップルが経験しているもの。
SNSでは順調に見える他のプレ花嫁さんも、裏では同じように戸惑っていることが多いんです。
情報が多すぎて動けない、連絡がなくて不安、何もしない自分に焦る、、
でも、大丈夫。これは“当たり前の現象”です!
そして、会場ごとにスタート時期は若干異なりますので、大げさに焦る必要はありません。
打ち合わせまでに時間が空く理由
会場にもよりますが、
・会場側のスケジュール
→プランナー決定までの時間や、プランナーが抱える件数が増えすぎないため
・開始時期が早すぎること
→あまりに早めに準備をすると、途中でやる気を失う可能性がある程度スタート期間を調整する。
などがあります。
結婚式準備は「会場決定=スタート」だと思っていた。という方は多いですよね。
結婚式場を決めるまでにたくさんの情報を目にして、やることが山積み!
「よし!いよいよ結婚式に向けて準備を頑張るぞ!」と感じている時期ですよね。
でも、いざ結婚式場が決定したら打合せは挙式の〇か月前からです。と
期間が空くことがあります。
そのため「何もできない。。」と感じやすい時期になります。
でも、実はこの時期は準備に最適なタイミング
この空白期間こそ、進めておくといいことを次に紹介します。
今だからこそできる!やっておきたい準備5選

①「こんな結婚式にしたい」ふたりでの価値観すり合わせ
パートナーとイメージを相談しておくのに最適な期間!
結婚式でしたいことや反対にやりたくないこと、イメージする雰囲気を話し合いましょう。
✓わいわい楽しい盛り上がる結婚式
✓感謝を伝える感動多めの結婚式
✓今までに体験したことのないような結婚式
✓ゲストと会話を楽しむ結婚式
✓DIYをたくさんしたい
✓予算を抑えるために手作りを頑張ろう
など様々なイメージがあります。
また、この時期にだいたいのイメージをすり合わせておくことで、打ち合わせがスタートしたときにパートナーとの意見の食い違いは減らせますよ!
②招待ゲストのリストアップ&住所集め
これは必須!
初回打合せでもご案内がありますが、招待したいゲストはすでに頭に浮かんでいると思います。
実際に名前を書き出してみましょう。
招待状の準備がスムーズになります。
また、ゲストによってはお仕事のお休み申請をしたり、移動手段ホテルの確保が必要になったりするので、招待状の発送前にお日にちと会場名だけ先に連絡しておくとgood!!
余力があれば、招待状の種類を検索してみたりサンプル取り寄せ、web招待状の検討をしてみるといいですね!
いづれも購入まではせず、候補を上げておくまで。で止めておくことがポイントです。
③プロフィールムービー用の写真・エピソード収集
自作・業者へ発注どちらにしてもプロフィールムービーを作成したいと考える場合は、
「写真集め」を早速始めてください。
そんなのすぐできる。そう思われることが多いのですが、
意外と苦戦されていることが多いもの。
✓実家が遠く生い立ちパートの写真を取りに行けない。
✓写真が多すぎて選べない(女性や長子に多い)
✓写真が少なすぎてどうしよう(男性、末っ子に多い)
✓お付き合い期間が短く2人の写真が少ない
まずこの写真たちを自分たちの手元に集めておくことが重要になります。
作成するテンプレや発注業者によって使用する枚数が異なるので、
実際に使う写真選びはもう少しあとで大丈夫です。
2人の写真が少ない場合は、これからすぐにでもお出かけの際や新居での生活の様子、婚姻届け提出の際など写真やムービーを撮るように意識を向けてみるといいですね!
ただ、焦らないでほしいのが自作で作る場合。
フライングして作成を始めてしまうと、使用する音楽の「著作権」について知らなくて、
入れ込んでいた曲が使用できないなどのハプニングも起こったりします。
作成へ進むには、しっかり会場へ作成についての注意を確認してから進めてくださいね!
プロフィールムービーについてはこちらもご参考ください。
④花嫁美容
次にご紹介するのは、花嫁美容について。
ほとんどの花嫁さんが結婚式に向けて「美容」への関心が高まります。
✓ダイエット
✓姿勢矯正
✓ホワイトニングなど
これらは、効果が出るまでに3カ月は必要とされています。
健康的に美しくなるためにも、結婚式の日が決まったら早速チャレンジしてみてください。
他にもお店をチェックしておくといいのは、
✓まつ毛
✓ネイル
✓脱毛
体質に合う合わないがあるので、結婚式直前に初めて行くのはNG。
もし肌荒れなどが起きても、リカバリーできる期間を確保した上で一度体験しておくことをおススメします。
また、イメージするヘアスタイルがロングヘアのスタイルであれば髪の毛も、整える程度で伸ばしたままにしておくとOK
結婚式の目安1か月前に「リハーサルメイク」といって実際に当日担当されるヘアメイクさんとヘアセットやメイクをしながら打合せがあるので、そのヘアメイクさんに長さを確認することができます。
そして、何より「日焼け」にご注意ください。
お顔の日焼け対策をされている方は多いものの、
意外と見落としがちなのが髪の毛の日焼け。
ヘアメイクさんによると「枝毛や毛先の痛みはカールでごまかせても、日焼けは対応が難しい」とのこと。
帽子や日傘は必須アイテム!!男女問わず半袖焼けなどもご注意くださいね!
⑤Pinterestやインスタなどでイメージ集め(装花・会場コーデ・髪型など)
そして一つ目とやや似ている部分がありますが、結婚式でのアイテムやお花などのイメージ写真を集めておくとgood!
✓ペーパーアイテム(席次表、プロフィールブック、エスコートカード、席札、メニュー表)
✓会場コーディネート(メインテーブル装花、ゲストテーブル装花)
✓受付まわり
✓ウェルカムスペース
✓ブーケ(衣装が決まってからの方がイメージはしやすい)
✓披露宴中のイベント
✓贈呈品
✓オープニングムービーやプロフィールムービーの作成案
このあたりのお2人が好きそうなイメージのものを集めておきましょう。
特にこだわりがない。ということであれば打合せをしながらサンプルのご用意もあるので
その中から選んだりプランナーやフローリストからの提案を参考にしてみるのもいいですね!
特にお花に関しては、結婚式のアイテムの中でも価格がアップしやすい部分になるので、
打合せで料金などはしっかり確認してください。
実は注意!“フライングしがちな”準備あるある

意気揚々と準備を始めたものの、初回打合せで「まさか!」が起きやすい事例を紹介します。
ムービーを先に自作 → 著作権の落とし穴(音楽使用に注意!)
結婚式で使用できる曲には、「著作権」の関係で約束事項があります。
会場から音楽の使用について説明があるまでは、候補をあげておくにとどめ、決定しないことがポイントになります。
この曲にしよう!!とイメージを進めていたところ、「使用できません!!!」は
精神的ダメージが結構大きいものです。
実際に使用できない曲を入れ込んでいた場合に作り直すことになった方もおられます。
必ず会場担当者へ作成についての注意事項を確認したのちに、進めるようにしてください!
担当プランナーが決まっていなくても問合せをしてOKですよ!!
ペーパーアイテムの確定を急ぎすぎて余分な料金が発生することも!
こちらも要注意!
✓自作で作成を進めていると、実は会場の見積りのプラン内に含まれていた。
✓早まって印刷をしたところ、誤字脱字、使用を控えた方がいい漢字が含まれていて印刷のやり直しに。
という余分な出費をしてしまうことがあります。
結婚式準備は「確認!確認!確認!」してからアイテムの購入へ進んでください。
また、手作りの場合、担当プランナーへ確認依頼をしたところ「招待状校正確認費用」が発生する会場もあるようです。
こちらも思わぬ出費とならないように、フライング準備に気を付けてください。
不安なとき、誰に相談すればいい?
会場担当プランナーが未決定の場合
担当プランナーがまだ決まっていなくても、最初に案内してくれたスタッフへ
質問してOKです!!
遠慮せずに気になるところは問合せましょう!
会場外では、卒花さんSNSや同時期の花嫁さんと繋がり相談することもありますが、
参考程度にとどめておきましょう。
会場により約束事項やできること、できないことが違います。
「あの会場はできるのに、なんで私の会場ではできないんだ」と思う内容も多々ありますが、規約内容や契約時期によって異なる部分があることを頭に入れておくと、感情的にならずに済みます。
どうしてもわからない場合は、セカンドオピニオン的存在の私のようなフリープランナーに相談してみるのもおススメです。
まとめ|この期間の過ごし方で“準備のしやすさ”が変わる!

早めに始めると打ち合わせで慌てない
自分たちにとっての最適な情報を集めておくことで、打ち合わせが始まってから、
焦らず準備が進められます。
そうすることで、「これも挑戦してみようかな?」と余裕が生まれ、
どんどん準備が楽しくなってきます。
“先回り”しすぎなくてOK、でも“考え始める”ことが大事!
焦りすぎも注意です!
お2人のペースで担当プランナーへ確認を取りながら、ご準備を進めてくださいね。
素敵な結婚式をお迎えください♡
Chika